心技体という言葉がありますが、もともとは武術でよく使われる言葉ですね。
諸説ありますが、明治44年に出版された古木源之助の『柔術独習書』の中の一節に書いてあったようです。
「柔術はいかなるものや」について
- 第一に、身体の発育
- 第二に、勝負術の鍛錬(即ち護身の用)
- 第三に、精神の修養
つまり、身体の発育(身体)、勝負術の鍛錬(技)、精神の修養(心)の3つが揃うことが重要だということですね。
技術はともかく、心と体には大きな関係があるという研究は多いのです。
マイケル・バビャクは「週3回、1回30分の運動を行うことは、抗うつ剤を服用するのと同じくらいの効果がある」と言っていますし、
ジョン・レイティは「運動は医者にとって夢のような治療法と言えるでしょう。運動はストレス全般に効果がある」と言っていますし、
ホンマでっか!?TVに出演している亀井眞樹先生も「医学界が認める魔法の薬は1日30分ウォーキング」だと言っています。
運動は精神疾患の重要な薬と同様の効果があるノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンといった精神刺激伝達物質の放出を促し、汗をかくことは適量のプロザックやリタリンを服用するようなもので心身を正常な状態にしてくれるのです。
また、運動は、自己評価や思考力、免疫力を高める、寿命を延ばす、よりよい睡眠が得られるという副次的効果もあると言われています。
実際には運動が薬の代替になるわけではありませんが、健康な人がちょっとした運動をするだけで、とっても気持ちよくなるのは事実です。
実際に、僕は、出来る限りウォーキングを40分間しています。(毎日したいのですが、なかなかそうもいかず・・苦笑)
この写真は、僕のウォーキングコースの風景です。
ちなみに、ジムのウォーキングマシンでウォーキングするより
ぜーーーーーったいに、外をウォーキングするほうが気持ちいいですよ。
風を感じられるし、気温を感じられるし、湿度を感じられるし、行き交う人々、野に咲く花を見つけられるし、たくましい雑草も発見できるし、草花の成長も手に取るようにわかります。
つまり「季節」を感じられます。
なかなか、食事では季節を感じることができなくなってきていますので、外に出て同じ所をウォーキングすることで、日々の変化がわかってとっても良い気分になります。
運動(僕は30分以上のウォーキングがオススメ)は、ポジティブな感情を作りやすくして、感情を高揚させる手助けをしてくれます。