少し前の話ですが、フジテレビの「とくダネ!」で菊川怜の結婚を報告する際に、『祝脱・独身』と書かれた垂れ幕が降りてきて出演者に祝福されていました。長年「とくダネ!」を観てきた人であれば、菊川怜は結婚関連のネタでいじられていたため、この垂れ幕もイジりというかちょっとシニカルなジョークのようなテンションで発表されたようなものだと感じた人も多かったと思います。
が、しかし・・・素直に「祝結婚!」ではなく、『祝脱・独身』だったこともあってか、さも独身が悪いようなイメージがあり、独身は脱出しなければならないもので、結婚が勝者で独身が敗者のようなテンションだったのが良くなかったと騒がれました。
独身が良くて、結婚が悪いわけじゃないし、
結婚が良くて、独身が悪いわけじゃない。
どちらにしても、それは個人の選択です。
赤の他人が結婚というスタイルの経験をしたいのか否かです。
結婚したければすればいいし、したくなければしなくて良いわけです。
ただ、よーーーく考えて欲しいのは、結婚という選択についてです。
「結婚をすると幸せになる」というのは明らかに間違いです。
幸せな人もいるし、そうでない人もいます。
スイスの哲学者であるフレデリック・アミエルは
「他者を幸福にすることが一番確かな幸福である」と言っています。
「あなたが幸せに感じる時ってどんな時?」という質問をすると、多くの人は
- 美味しいものを食べている時
- お風呂に入った時
- 朝寝坊していい時にぐっすり寝た時
- いい景色を観た時
などを挙げます。
幸せに感じるポイントが多くてとても良いのですが、
もう少し第三者を交えたときに感じる幸せってどんなものなのかを想像してみてください。
婚活を「幸せになるために、自分を幸せにしてくれる人を探す」と捉えることもアリですが、「幸せにしてあげたい人を探す」と捉えると世界は違って見えます。
幸せにしてくれる人が身近にいるのも幸せですけど、
幸せにしてあげる人が身近にいるのも幸せです。
- 数十年も自分の価値観で自分の生活スタイルで来たのに、今さら他人の価値観や他人の生活スタイルと折り合いをつけて暮らす結婚なんて嫌だな〜。
- 結婚したってメリットないんじゃない?
- 結婚する意味って何?
- 自分を幸せにしてくれる人なんていないと思う。
- 私(僕)は一生独身で生きていくしかないんだ・・・。
なーーんて考えるのはやめて、そんな思考はこの記事を読んでからは無くしちゃいましょう!
結婚と言うか、第三者との関係ってそんなものなんだと思います。
そんな中、あるサイト(https://goo.gl/5UeT45)を見つけました。
そのサイトからコピーした以下の漫画を見てもらえますか?
これはある女性が「あ、結婚しよ」って思った瞬間の時だそうです。
鐘は鳴ってませんね(笑)
でも、もしかしたら鐘がなったから「ハッ」って思ったかもしれません。
この女性は、結婚しようと思ったのは「相手のかっこいい瞬間」とかではなくて、「相手が喜ぶ顔を見たくて、料理の美味しそうな部分を無意識に相手の皿に入れた時」と言っています。
僕は、まさしくこの瞬間が彼女が幸福を手に入れた時だと思うのです。
幸せにしたい人が見つかった瞬間(気づいた瞬間)
彼女は「結婚を決めるときに不安だったのは相手がどうこうではなくて、私自身がずっと相手を好きでいられるかどうか」だと言っています。そして「自分の子供に美味しいもの食べさせたいと思うような気持ちで、相手のことを想ってるのに気付いたとき、結婚しても大丈夫だと思いました」と言っています。
ずっと相手を好きでいられるかというのも重要ですが、”相手が喜ぶことをしてあげたい”と普通に思ったことがとっても重要だったんです。
婚活に限らず、仕事相手や家族、妻や夫、もしかしたら地域の人に対して、”相手が喜ぶことをしてあげたい”なんて思えたら最高ですよね!
当然ながら、僕はとっても小さい範囲でしかそんなこと思いませんが、できればもっと広い範囲でそう思いたいと思っています。
精進あるのみ!