ポジティブ感情を抱く社員がいると業績が良くなります。だけど、うちには、そんなにポジティブ感情を抱く社員がいないからそーすればいいの?ってなお話です。
「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」で有名なバーバラ・フレデリクソン博士は「拡張-形成理論」と言う理論を発表しました。

それはどんなことかと言うと、
憎悪から忌避、怒りから攻撃、悲しみから拒絶というように、ネガティブ感情は、特定の行動に結びつき思考の範囲を狭くしてしまう。
喜び、感謝、安らぎ、希望、誇りのようなポジティブ感情は、知識・スキル・人間関係などを形成することで、長期的に見た時に未来を良い方向に変えることに役立つということです。
また、ポジティブな感情は、視野を広げることで様々な考え方や行動に目を開かせる働きもします。
ちなみに、ネガティブ感情が悪いわけではなく、リスク回避などその瞬間を生き延びるためには必要な感情です。
ネガティブ感情があるからこそ、ポジティブ感情の大切さがわかりますし、大切な人や物を喪失すれば悲しい、不当や残虐な行為に対しては、怒りや不快な感情を抱きますし、危険を恐れるのはあたり前です。
ただ、ネガティブ感情を、多く長期的に経験しないほうが良いということです。
どんな比率が良いかというと、ポジティブ感情が3だとしたらネガティブ感情が1です。
ポジティブ比が(3:1)であると、長い間ポジティブ感情でいられます。
ふむふむ・・・
ポジティブ比が3:1だと良いのね。
で、社員のポジティブ比が3:1だと会社の業績は向上するのか?
1990年前後から人間のポジティブな面に
関する研究が多くされてきました。
これまでの多くの研究や実証では、やはりポジティブ感情を持つ社員がいると良い結果が多くなります。
例えば、ポジティブ感情を示す社員は・・・・
- 創造力が高い傾向がある
- 顧客満足度が高い傾向がある
- 自律性が重要な仕事を任される
- 多様性がが重要な仕事を任される
- 他の社員を積極的に助ける
- 生産的な提案をする
- 組織内で自分の能力を向上する
- 他者との衝突が少なく仕事をやめにくい
といった傾向があります。
じゃ、どうやって社員のポジティブ感情を作れば良いのか?
それは、社員が、
- 良いことを十分に味わう
- 恵まれている点を数える
- 自分のした親切を認識する
- 好きなことに夢中になる
- 自分の強みを活かす
- 他者との絆をつくる
- 自然とのつながりを持つ
- 心を開く
といったことがことができるようになれば良いということです。
そうですよね・・・。
でも、いくつかのメソッドや習慣化の方法を使うとできるようになるのです!
まあ、そんな秘訣を知りたい方は、時間があるにでも、ご連絡ください。
ちなみに、ポジティブ感情とはこんな感じ。
喜び、感謝、安らぎ、興味、希望、誇り、愉快、鼓舞、畏敬、愛
ネガティブ感情とはこんな感じ。
怒り、悲しみ、圧迫、侮辱、欺瞞、恐怖、困惑、自責、恥辱、憎悪
ということで、ポジティブ感情を抱く社員がいると会社に好影響を与え、ポジティブ感情を抱く社員が増やすためには、8つのことをすれば良い!ということです。