前回は、どうすれば、Beingを意識できるようになるのか?ということについてでした。今回は、どうすれば生産性が向上するかです。
ムリムダムラを省くことこそが、生産性向上の基本だ〜と思っているうちは、一向に生産性は上がりません。
生産性とは、投入されるリソースに対してどれほどのリターンを得られるかということなので、分母の投入するリソースを減らすか、分子のリターンを増やすしかないわけです。

そのどちらかに影響を与える方法としては改善かイノベーションのどちらかです。
つまり、以下の4パターンしかないのです。
- 改善による投入リソース削減
- 改善によるリターンの増加
- イノベーションによる投入リソース削減
- イノベーションによるリターンの増加
従来の日本企業は、ムリムダムラを省くことが生産性向上の基本だ〜と言ってきたので、要するに(1)の話ばかりだったわけです。
改善による投入リソース削減って、コスト削減なので、
・作業手順の変更
・ファイル管理の方法を工夫する
・ITを使った情報共有
ってなことで、ずーっと続くとなんだか 疲れますよね〜。
一方、
改善によるリターン増加ってことは、売上や利益の向上、売上や利益のための
付加価値向上なので、
・人材研修によるスキル獲得
・パッケージのリニューアル
・Webマーケティングの見直し
ってなことで、投入リソース削減よりは前向きなのだけど、やはり改善と言う
地道な活動なので、やり続けるには根気がいります。
「改善による投入リソース削減」と「改善によるリターンの増加」に必要なことは、社員の
・生産性への意識
・主体性
・モチベーション
の3つが必要です。
いくら「改善しよう!」と全社で取り組んでも上記の3つが社員の気持ちと行動に現れなければ、何も起きません。
起きたとしても、それはやらされ仕事で、長くは続きません、
どうすれば、社員が生産性への意識を持ち主体性を発揮し、モチベーション高く仕事をするのか?
これについては、今回投稿では書ききれないので、次回以降で解説したいと思います。